MESSAGE 人事部座談会

Q01入社当時の様子は苦労したことはありますか?

山田:
私は入った時スキー選手だったからね。
最初の苦労はないけど、みんなが働いてる時間に自分は好きなことをやらせてもらってるわけだから気も引けたし、学生時代と違って、そういった意味でも競技で勝って恩返ししなきゃいけないなと思いましたね。
それと当時定時が17時だったところ、自分はトレーニングがあって15時にあがるからその2時間分は自分なりに工夫したね。
朝1時間早く来て職場の掃除をして、机拭いて、ゴミ捨てて、(創業者の)八木社長がいつもいたのでお茶を出す、これが朝の日課だった。
お昼ごはんも早めに食べ終えて電話番しようとかね。
周りは何も言わなかったけど、スキー部員の連中は申し訳ないと思って色々やってましたよ。
冬で自分たちがいない時に社長が「スキー部の連中がいなくなるとすぐ汚くなる!」って言ってたって聞いて、社長もちょっとは見ててくれてたのかな(笑)とかね。そういうのが周りにも伝わってたのか、シーズンが終わって会社に戻ってきたら結構みんなと仲良かったですよ。
社員旅行の催し物を企画したり、踊ったり、そんなのも率先してやっていましたね。

― 望月さんの入社当時の様子はどうでしたか?

望月:
私、席はずした方がいいですか(笑)
齋藤:
望月はね、真面目で堅物というか。もう真面目で真面目で…
妙に頑固で、むしろ…真面目で堅かった(笑)
山田:
望月は、前向きな考えであったが、柔軟性が弱く感じた。(笑)
全員:
(笑)
富田:
望月さんは東京美装に入った時は独身だったんですか?
望月:
結婚しており、東京美装入社後に子供が生まれました。
まだ入社1年目で出産を理由に休むことに気が引けておりました。
そうしたら、上司に「休め!そんな時に休まないでどうするんだ」と声をかけていただきました。
そして、妻の実家の鹿児島に出産立会いのため、お休みをいただきました。
山田:
柔かくなった。
齋藤:
柔軟性が出てきてね。
最初は私のジョークをまともに受け取ってしまうこともあったんですけど、今はすっかりかわせるようになって「部長、またそんなこと言って」と返してきます。
昔はすごく遠慮していた部分もあったでしょ。今もそうなの?
望月:
おかげさまで、今は、私の思いを伝えさせていただいております。
齋藤:
本当、苦労させたと思うけど今となってはそれがすごい武器・糧でしょ。
望月:
糧です。最初は自分の言葉で話せませんでした。
「会社としてはこう考えている」とか翻訳が出来なくて…堅かったんでしょうね、本当に。
「こうだから、こう!」としかいえなかったんです。今はもまれて、もまれて、だんだんうまく上司の思いや会社の方向性を翻訳できるようになりました。
そして、社内・社外の人達とチームとして仕事を進める事ができるようになってきました。

Q02東京美装興業はどのような会社ですか?

山田:
昔は、創業者 故八木祐四郎に「イベントがあるから来週こっちに来い」って札幌から東京に呼び出されて「スキー部の連中を紹介するよ!」って壇上に上げられたこともありましたね。
まあ、自慢のスキー部だったんだろうね。
「来い!」って号令かけたらみんな集まる、そういう体育会系のノリの強い会社だったんだよね。
でもそういうのがうちの会社のバイタリティだった。私が入ったときは大型バスで社員旅行に行けるぐらいだったのが今は何千人規模だからね。こんなに会社が大きくなるとは思わなかった。
望月:
そういう一致団結ってありますね。
ビルが完成するとオープン前に新築の汚れを除去しなきゃいけないんですけど、大きなビルだと担当部署だけでは間に合わないので色々な部署に声をかけて、大勢の社員がそのビルに応援に集まるんです。
そこで3階はA支店、4階はB支店…とかフロアごとに分担して、どこが一番早くキレイにできるかの競争になります。
ちょっとしたお祭りみたいな。
山田:
多い時は応援者で50人ぐらいいたよね。
創業者はスキー部の監督やっていただけあって、競争原理を上手く使っていたと思う。
当時は運動会もやってた。北海道からも毎年何人か呼んで、拠点ごとに6つ位のチームを作って、一緒に競争しながら楽しくみたいなそういうのは上手でしたね。そういうやり方は今も残ってるんですよね。
望月:
応援作業が終わったあとに、お疲れ様の懇親会があるんです。
齋藤:
夜中までかかるのでね。
山田:
それを楽しみに、早く作業を終わらせて一杯やろう!みたいな気持ちになるんだよね。
齋藤:
私が入社したときは東京営業所にいたんですけど、とにかく最初の1年2年は毎日現場に応援で行って清掃してました。
朝はあそこ行って、昼からはあっち行ってて感じで。
私は中途入社で社会経験もあったので、現場がうちの「商品」ですから、まず現場を覚えないと今後自分が苦労するというのはわかった上でやってました。そんな中さっきのお祭りじゃないですけど、ちょっとした新規オープンの時とか、同期たちと一緒に「うちらも手伝わなきゃいけないね」なんて言っていると、もうだいぶ上の立場の上司たちがいきなり「おう!」って作業着来て現れるわけですよ。
山田:
そうそう(笑)
齋藤:
「ポリッシャーは私に回させろ!」って言って汗かきながらですね。
パツンパツンの作業着で背中を出しながら、若手と一緒になって作業するんですよ。こういう上司っているんだなぁと思って。
美味しいとこだけ出てくる上司ではなくて、ケツ拭くところは拭いてくれるし、人が足りなければ先頭に立って洗いや清掃をやるわけですよ。
私たちの世代はそういう上司の背中を見てきたので「この人たちは裏切れないなぁ」というのがあって。
そういうのを体育会系っていうかわかりませんけど、やるときは皆でやる。困っていたらとにかく集まれ。
「助けられるやつは来い」と言えばみんな集まる。そこがうちの会社の根本にある強いところですよね。
山田:
不器用だけど真面目、みたいなね。
齋藤:
やっぱりそういうとこから現場の人たちとの繋がりも凄く密になっていきましたし。
入社した頃、現場にいた人たちとは未だに繋がりがあって、かわいがってもらっているので、やっぱり「人」ですよね。
そこが一番強みなのかなと、転職してるからこそかもしれませんけど感じましたね。

― 入社前と後でのギャップがあったら教えてください。

山田:
そこは私、経験ないんだよな。
齋藤:
あるとしたら、(沖田さんたちを見て)その辺かな?
沖田:
いや、そんなに…というかごめんなさい、
会社の名前すら知らなかったです…。
齋藤:
そもそも?(笑)
沖田:
すみません(笑)
望月:
面接の時はどんな印象でした?
沖田:
羽田さんが面接官だったんですけど、羽田さんは印象変わらず一緒ですよ。
齋藤:
意外とギャップを今一番感じているのは島田さんかもしれない。
「ここはどこだ」って(笑)
島田:
入社前は、私も転職を何度か経験してるので、入ってみなきゃわからないよなってのが正直なところで、あまりこうだろうって固定観念は持っていませんでした。
羽田:
私は大学卒業して、東京美装に入社しました。
私はビルメンテナンスに関しての知識が無かったので、とりあえず目の前の仕事をいかにこなすかでいっぱいでしたね。
山田:
よく騙されてたよな(笑)
羽田:
あ、今も騙されてます(笑)

― 体育会系で厳しい会社なのかなと思ったら、部長を始めとして話しやすい方が多いですよね

島田:
体育会系の人が多いのはすぐわかったんですけど、厳しいとかそういうのは特にないですね。
いわゆる昔の運動部のような意味不明なしごきはもちろんないですし。お互い社会人ですからね。
山田:
ニュー体育会系かな(笑)

Q03どのような人財を求めていますか?

山田:
中期経営計画で出したんだけど、既存の社員も含めて「プロフェッショナルであること」「チームワークを重んじること」「変化への適応力を身につけること」「ホスピタリティマインドを持ち続けること」これがグループ全体の求める人材像です。
つまりそこへ向かって頑張ろうっていう目標ですね。
でもやっぱり採用するときには「素直で明るくて勉強好きな人」が良いですね。どんな人って聞かれたらまずその3点です。

あと求める人材像の2つ目に「チームワークを重んじること」ってあるけど、それはATM「(A)明るく、(T)楽しく、(M)前向きに」をモットーにみんなで頑張ればいいんです。
さっき言ってたオープン清掃とかも夜中までやらなきゃならないから辛いよ。
でもみんなで楽しくやろう。それでその後どんちゃん騒ぎしようって。
齋藤:
それに騙されるんですよね(笑)
山田:
さっきの素直で明るくて勉強好きな人ってのをベースに、10人採用するなら10人それぞれ違う性格や得意なものを持っている人を採りたい。
人事は、それぞれの人の強みを組み合わせていくのが仕事だからね。
齋藤:
金太郎飴じゃ困るよね。
山田:
金太郎飴のような会社は長続きしないよね。
お客様も10人いたら10人違うから、そこに合致する人を選んでいかないとね。

― 面接の際、人を見極めるポイントはありますか?

齋藤:
面接の短い時間で判断するのは難しい。
履歴書に資格がいっぱい書いてあったり素晴らしい経歴があったとしても、それは鵜呑みにしないようにしてますね。
やっぱりうちに入りたいという「熱意」が本当にあるのかどうか、うちは物を作る商売ではないので人との関わり、人が好きかどうか。
それを色々な質問をしながら、時には趣味の話も交えながら、言葉のやりとりなどから「どういう人か」を探っていきますね。
山田:
自分で本当に思ってることってのはスっと出てくるからね。
なんとなくわかる。
齋藤:
わかりますね。
趣味の話とかは特に自分の言葉で話すので、その人が出ますよね。

― 面接の時によくする質問はありますか?

山田:
私はね「尊敬する人」とか、もう一つ加えているのは「夢は何ですか」かな。
齋藤:
自分で運が良いと思うかどうか聞きますね。前向きで自分に自信がある人は、はっきり「自分は運が良いと思います」って言うんですよね。
山田:
中途採用の場合はそれとやっぱり「なぜ辞めたのか」は知りたいよね。
望月:
私が応募した当時は未来の自分に期待して東京美装でプロになりたいと思い、面接を受けて入社しました。
現在、応募頂いた方には「東京美装に入ったら何をやりたいか、どうなりたいか」を考えてもらうよう伝えています。
山田:
自分がどんな人間になりたいかは大事だよね。今、ビジョンや夢を持たない人がわりと多いからね。
齋藤:
野望って言えるぐらいのものがあっても良いんだけどね。
山田:
我々が入社したときは、早く偉くなって庭付きの家と車が欲しいと思ってたけどね。
今は親御さんが持っているから、そういう物欲がないのかね。
富田:
私の若いころは友達と何になりたいか話すと会社の大きさ関係なく「社長になりたい」ってよく聞きましたけど、最近はまれですよね。
「課長になると大変そうだから課長代理で良い」って人とかいるんですよ、本当に。
その人の能力ならもっと伸びるのにそこで止まっちゃうなんてもったいないなと感じる時はありますね。
山田:
仕事を通じて求めるものがないと原動力がない。
仕事の基礎体力の上に意欲が乗っかってこないと「あれ勉強しろ、これ勉強しろ」っていきなり能力をつけても、モノにならないでしょ。
その意欲を引っ張り出すものが、なりたい自分や夢なんだよね。
齋藤:
うちの会社は頭ごなしに「おれのいう通りやれ」とか「会社の方針に従え」という会社ではないんでね。
会議でも、若い人も遠慮して黙ってないで自分の意見があったらどんどん言いなさいと。それが正しいか間違っているかは聞いてみなきゃわかんないですし。もちろん内容によりますけど、社長もうちの長もなにかやりたいと言えば「じゃあ、やってみなさい」っていう風通しの良い会社なので。
山田:
やってみて駄目なときはすぐ報告してもらって、早めに言ってもらえばうちはアレンジが効くから。
でかい仕事の場合は特に、あの人とこの人の力を組み合わせてっていう人事の力の見せ所。だから皆がどんな力を持っているかをちゃんと知りたいんだよね。そのためにみんなにはアンテナを張って欲しい。
情報の共有というとみんなが同じことを思わなきゃいけないって勘違いする人もいるけど、そうじゃなくて私の知らないものを彼が知っている、彼が知らないものをあちらの彼が知っている…これを集めて本当の情報の共有になる。みんなが同じことだけ知っていたら情報が狭い。人事でいうなら「この人はこんなことができる、あの人はこういうのが得意」これを集めたのが情報の共有になる。

― 採用のために取り組んでいること、今後していきたいことはありますか?

山田:
今までは採用、効果、給与それぞれのイベントをバラバラでやっていたけど、これからは人事に関するイベントを全て「求める人材像」に繋げていこうとしてます。
その動きの1つとして4つのワーキングチームを作って、人事部に限らず色んな人をチームに入れて意見交換をしながら東京美装グループ全体で人材戦略として行っています。
望月さんは人材確保ワーキングチームのメンバー。で、次長・課長は評価・処遇チーム。あと、効果測定もあるね。

例えば採用では、求める人材像を具現化するためには「こんな能力ある人良い」「こういう教育研修を受けさせたい」っていうのを作ってます。
望月さんのチームからは、有効求人倍率の低いところでは良い人を採れる可能性が高くなるので誰かリクルーターとして行かせるとか、ホームページから企業情報を仕入れる学生の多いというデータを出されて、上層部に「だからやりましょう」とリニューアルを提案していて、今進行中です。
まずは「東京美装というのはこういう会社です」っていうのを知ってもらうための情報の発信をして、そこから同志を得る、東京美装のファンになってくれるのが一番良いよね。

― 人事部のみなさん、本日はありがとうございました。

  • 山田 勇
    山田 勇 創業者 故八木祐四郎にスカウトされ東京美装所属の選手として5年間活躍。
    選手引退後は総務、経理、清掃、電算化システム構築等の業務に従事。
    1993年、人事部に配属。
  • 齋藤 純
    齋藤 純 大学卒業後、異業種に就職。5年後、東京美装に中途入社。
    東京、仙台の営業課にて営業・顧客管理・総務等の業務に従事。
    2011年、人事部に配属。
  • 羽田 好章
    羽田 好章 1997年大学卒業後、東京美装入社
    入社後、営業活動経験の後、本社財務経理部を経て人事部に配属。
  • 望月 昌夫
    望月 昌夫 1998年大学卒業。
    東京美装興業では、
    支店での事業所、
    顧客、協力会社との
    折衝、営業活動後
    技術部にて育成、
    品質活動に従事。
    2014年、人事部に配属。
  • 沖田 幸雄
    沖田 幸雄 2011年、東京美装に中途入社。人事部に配属。
    入社前は、接客業務から事務処理業務まで幅広く経験。
  • 富田 正弘
    富田 正弘 2013年、東京美装に中途入社。人事部に配属。
    入社前は約16年間、自営業にて建築業界に携わる。
  • 島田 隆
    島田 隆 2015年8月、東京美装に中途入社。
    入社前は事務処理業務、システム開発を経験。